2月12日のアップデートにて色覚サポート機能が搭載された人気パズルゲーム『パズル&ドラゴンズ』。ゲームメニュー下部分の「その他」から「オプション」を選び、「ダンジョン」をタップすると、色覚サポート設定が出てくるようになりました。
一部の色が正常に見えない色覚異常は、日本人の男性では20人に1人、女性では500人に1人の割合で発生すると言われており、日本人全体では300万人以上いるとも言われています。男性だけで考えても学校の1クラスに1人いてもおかしくない数字になります。
知られていないだけで、色弱に悩んでいる人は意外と周りに多く、筆者の友人にも「信号の色が分かりづらい」「パズルゲームをプレイするのが難しい」という話をしてくれた人が何人かいました。
色弱はそれぞれ以下の種類に分類されます。
・P型(赤色を識別するのが困難なタイプ)
・D型(緑色を識別するのが困難なタイプ)
・T型(青色を識別するのが困難なタイプ。P・D型に比べると発生数は少ない)
なんとなくイメージできるような気もしますが、言葉で言われてもいまいちピンと来ない人が大半ではないでしょうか? ということで、今回は色弱にまつわる2つのアプリをご紹介します。
■1:色弱の世界を体験できる『色のシミュレータ』
このアプリは、色覚特性を持つ人の見え方を体験するための色覚シミュレーションツールです。カメラを起動するとリアルタイムに変換してくれる他、保存済みの画像に色覚フィルターを通すこともできます。
左上が正常な状態の画像で、右上がP型、左下がD型、右下がT型の見え方です。食べ物の画像は赤がくすんで見えるため、とてもまずそうに見えてしまいます。ゲームのスクリーンショットも緑や青などの色の判別が付きづらくなっているのが分かりますよね。
■色覚を補助してくれる『色のめがね』
こちらは、色が見えにくかったり見分けにくかったりする人のための色覚補助ツールです。こちらもカメラを使ってリアルタイムで色の説明をしてくれたり、保存済みの画像を使った色の判別をすることができます。また、設定を変えることでより細かくカスタマイズすることも可能です。
「色を見分ける」「色を見つける」「シミュレーション」の3つのモードがあり、使い分けることで色の違いを点滅や文字によって確認できるのが嬉しいですよね。色彩の勉強をしたい人にも役立ちそうです。
色弱に興味が沸いた人はこのアプリを通じて様々なものを見てみると、今まで見ていたいつもの風景が少しだけ違って見えるかもしれませんよ。そして色弱に困っているご友人がいたらぜひアプリを教えてあげてくださいね。
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(ライター:時雨屋るこ)
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